10月18日に秋晴れの下、新しい秋のイベント「芋煮会」をグリーンパーク都路のオートキャンプ場で開催しました。近年は村内でも凝ったイベント名・主催者名が流行しているので、逆にシンプルな名称にしたのです。その点では気まま工房の「きのこ祭り」といい勝負だったかもしれません。イベント名はシンプルでも、中身は参加型の画期的なもの。 |
村民と移住者の指導でチェンソーや薪割りなど体験してもらいました |
女性中心に芋汁に使う里芋の皮むきもみんなでやりました |
当日は都会からの参加者約70名、移住者約30名、都路林産開発の社員や建築関係者などスタッフ約40名、計約140名が集まり、午前10時から全員でマサカリを使った薪割り、チェーンソーでの原木伐り、木工のイス作り、草刈り機の講習、野外炉作り、会場で使うイスやテーブルの設営、芋汁・新米炊き・焼き肉・秋刀魚焼きなどの調理を行いました。進行役を移住者の山本一典氏と平山健治氏に担当してもらい、7月に実施した「田舎暮らし準備校」のミニチュア版をめざしたのです。 |
鎌倉岳を望む場内で一直線にテーブルを設営して会食。自己紹介で情報交換も
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最後の後片づけまで一緒にやりました。皆さん有り難うございました
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会食は1時半から約2時間でしたが、都会の人にとってはいい情報交換の場になったと思います。また、参加者には資源保護の観点から食器類の持参、さらに会場の後片づけまでお願いしました。ここまで全員参加型のイベントは珍しいと思いますが、大多数の参加者の方には主旨をご理解いただけたようです。声が聞き取りにくい、安全対策があと一歩、味付けが薄いなどいくつか課題は残りましたが、今後もこの路線でイベントを企画していく所存です。よろしくお願いいたします。 |
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【近況報告1】
秋には小学校のマラソン大会も行われます。今年は16日、やはり澄み渡る秋晴れの下で実施されました。1・2年生の部では0.8kmの距離を16人で競いますが、トップと最下位では意外に大きな差がつきます。沿道で応援しているPTAも必死で、中には子どもと一緒に走り始める親も。また、児童たちも「頑張れー、頑張れー、みんな」と大きな声援を送りました。都路村ではここ数日、早朝のフロントガラスが白くなるなど寒気が流れ込んでいますが、昨年のマラソン大会に比べると暖かさを感じました。これから本格的な紅葉シーズンを迎えて、いよいよ師走へと向かっていきます。 |
都路村古道小のマラソン大会。スタートから5mでもう差が |
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【近況報告2】
寒さといえば、住宅の寒冷地対策を気にする方が少なくありません。それについては「阿武隈のとびら」のNO.22(地元の大工でどんな家が建てられるか)とNO.26(都路村周辺の冬の気象条件)で詳しくお伝えしましたが、今年は初めて外断熱工法の住宅を注文される方が現れました。日本では構造材の間に断熱施工する内断熱が主流ですが、本来の断熱は建物をすっぽり包み込むようにするのが理に適っています。とはいえ施工費もかさむので、阿武隈山地でそこまでやる必要があるかは個人の判断によりますが、外断熱を採用したN邸は1つのモデルケースになるものと思われます。都路林産開発では今後も、都会の人の多様なご要望に応えて参ります。
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基礎から屋根まですっぽり包み込む外断熱。理想的な工法です
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