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都路林産開発
〒９６３−４７０１
福島県田村市都路町古道字芹が沢６３−７
ＴＥＬ０２４７−７５−３３３３　
ＦＡＸ０２４７−７５−２８０８


　

　


-あははおほほの田舎暮らしを始めるために-

No.37 2003年12月8日

田舎物件の安売り店ではありません
　阿武隈山系では昨夜、ちらちらと雪が降りましたが、まだ本降りになる気配はありません。今冬は太平洋高気圧の勢力が強く、２月までは暖冬という予報が出ています。会津でもスキー場が雪不足になっているくらいで、１２月に大雪が降った昨冬とは様相が変わりそうです。しかし、いつ本格的な冬が訪れるかわかりませんので、薪ストーブのある家は一冬分の薪割りをしたり、スタッドレスタイヤに交換したり、徐々に冬支度を始めているところです（都路村周辺の冬の気象条件については「阿武隈のとびら」ＮＯ．２６をご覧ください）。


原木から割った一冬分の薪。これで約２０石あります

縁側で干している里芋と白菜。里芋は皮をむいて冷凍保存も		 　早朝に霜が降るため、畑には収穫期を迎えている里芋、ホウレンソウなどの葉物くらいしか残っていません。すでに収穫した白菜や大根は漬物用に干したり、鍋物や煮物として食卓に上ります。阿武隈山系は寒暖差が大きいため、大根は軟らかくて甘みのあるものが穫れます。ただ、秋の晴天続きで野菜の価格が暴落し、スーパーの大根はたったの１本１０円！　３ヶ月間大事に育ててきた野菜がこんなに安いとは・・・・消費者の方にはなかなか理解してもらえないのですが、改めて農業の厳しい現実を感じます。

　安いといえば、当社には今でも「安くて広くて傾斜が緩くて沢のついた売地を紹介してください」といったメールがたまに届きます。そういう誤解を解くためにこのコーナーを設置したのですが、とりあえず言ってみようという人が少なくないのです。
そういうご要望に対しては、「申し訳ありませんが、当社は田舎物件の安売り店ではありません。誰が見てもいい土地は当然高くなりますし、安い土地は何らかの欠点を持っています。田舎の土地はどういうものなのか、失礼ながら物件探しをする前に田舎暮らしの専門誌などで勉強することをお勧めします」とはっきりお答えするようにしています。過疎地の零細企業のくせに生意気だと思われるかもしれませんが、当社はまじめに田舎暮らしをしたい都会の人と地域社会を結ぶことに存在意義があると自負しています。ただ安い物件がほしいだけなら、他社をあたっていただければと思います。（Ｙ）
　
当社が懇意にしている常葉町のミヤハラ商店は、酒・米の安売り店です

次回は「物件の価格を決める要因（前編）」というお話
　

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