田舎暮らし / 田舎不動産【あははおほほの田舎暮らし】ダッチオーブンでローストチキンを作る

このコーナーでは肩の凝らないシンプルなアウトドア料理をご紹介していきます。田舎暮らしのパーティなどに最適ですが、なかには都会でできるものもあるでしょう。準備する道具も含めてご覧いただきますので、ぜひお試しください。

第６回　ダッチオーブンでローストチキンを作る
　

完成直前にラム酒を垂らしたところ。香り付けになります。
　

　ローストチキンは、簡単にいうと鶏の丸焼き。料理店で注文すると高級料理ですが、もともとは野趣あふれる１品です。ダッチオーブンを使う調理法も、昔から行われてきました。肉の旨みが凝縮され、焼けた皮の香味も加わります。手軽に調理できるので、野外パーティなどでぜひお試しいただきたいメニューです。
　今回はたまたま手に入った鴨肉を撮影に使いましたが、普通は市販のチキンで充分。１羽５００円くらいから売っています。３人分で１ｋｇくらいが目安。焼きあがると４分の３くらいの大きさになるので、それも頭に入れながら選んでください。ダッチオーブンがなければ、家庭用のオーブンでも調理可能です。ただし、温度調節が難しくなるので、マニュアルなどを参考にしてください。


具を炒めます。これを鶏の中に詰めます。	ダッチオーブンの中に入れます。まだ野菜は入れません。

　作り方はまず、鶏を洗って水気を拭き取ります。次に、鳥レバー、みじん切りしたニンニク、薄切りした玉ねぎを塩コショウし、フライパンにサラダ油をひいて炒めます。干しぶどうと１センチ角くらいに切った食パンを入れてパンに油を吸わせたのち、鶏のお腹に肛門から詰め込み、つまようじで止めます。それをダッチオーブンに入れ、炭火にかけます。最初はダッチオーブンの下から６０分ほど加熱します。ジャガイモ、ニンジン、トウモロコシなどの野菜を入れるのはそれから。あまり加熱しすぎると、焦げてしまうからです。
　

肉に火が通った頃に、野菜を追加。これなら焦げません。
　

野菜を入れて３０分ほどしたら、肉と野菜を竹串で刺して火が通っていることを確認してください。そのあと香り付けにラム酒を垂らします。食べやすい大きさに切り分け、皿に盛ります。そのままでも美味しくいただけますが、グレービーソース（固形ブイヨン１／２個＋水１カップ＋塩コショウ少々＋大さじ１の水で溶いたコンスターチ小さじ２を煮つめたもの）をかける食べ方もあります。

盛りつけしたローストチキン。温かいうちにお召し上がりください。
　

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