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このコーナーでは肩の凝らないシンプルなアウトドア料理をご紹介していきます。田舎暮らしのパーティなどに最適ですが、なかには都会でできるものもあるでしょう。準備する道具も含めてご覧いただきますので、ぜひお試しください。 |
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第5回 ダッチオーブンで「坊ちゃんカボチャのチーズ焼き」を作る
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温かいうちにスプーンでお召し上がりください。
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前回に続いて、ダッチオーブンに登場してもらいます。この調理道具は鉄でできているため、すぐに錆び付いてしまいます。そこで、購入したら使用前にシーズニングという作業が必要。まずは商品に塗られているワックスを洗い流し、さらにスポンジを使って洗剤で洗い、水気をよく拭き取って乾燥させます。次に、食用の植物油(菜種油、大豆油、オリーブ油など)を本体に薄く塗ります。30〜60分ほど火にかけてから、自然に冷まします。再び火にかけ、ネギやショウガなど香りの強い野菜くずを入れて炒めると、鉄臭さがなくなります。水洗いして再び火にかけ、空焼きして乾燥させればOK。自然に冷ますまでの作業は、フタについても行ってください。また、使用後はペーパータオルなどで鍋の中をきれいに拭き、ぬるま湯を入れて沸騰させます。スポンジやヘラで汚れを落とし、洗い終わったら火にかけます。鉄錆の皮膜で長持ちするようになりますが、すぐ使わない場合は植物油を薄く塗りこむといいでしょう。
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ホワイトソースは手作りも簡単。ここにささみを加えます。 |
詰めたらパラパラととろけるチーズを散らします。 |
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さて、今回はこのダッチオーブンを使って簡単なカボチャ料理を作ります。用意するものは4人前で坊ちゃんカボチャ4個、ホワイトソース約300ml、鶏ささみ肉約100g、塩コショウ適量、とろけるチーズ少々、です。カボチャは何でもいいのですが、重さが普通のものに比べて3分の1くらいの坊ちゃんカボチャは、1人1個のメニューになります。粉質で糖度が高く軽食にピッタリなので、これを使ってみました。ホワイトソースは市販品でかまいませんが、自分で作ることもできます。フライパンに40gのバターをとかし、大さじ4〜5の小麦粉を鍋に入れて炒めます。木ベラでよくかき混ぜ、2カップの牛乳を加えて中火にかけます。よくかき混ぜ、とろみがでればOKです。
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今回のメニューは「坊ちゃんカボチャのチーズ焼き」。作り方はまず、坊ちゃんカボチャのへたの部分を切り取ります。スプーンで中をくり抜き、種もきれいに取ります。次に、鍋でクリームソースを温め、細かく切ったささみ肉を加えます。塩コショウで味を調えます。肉に火が通ったら、コンロから鍋を下ろします。くり抜いたカボチャにささみ肉入りのホワイトソースを注ぎ入れ、上からとろけるチーズを散らします。1つ1つアルミホイルで包み、ダッチオーブンの中に並べます。加熱時間は30分〜1時間くらい。カボチャに火が通っていることを確認したら、1つずつ取り出します。ナイフで半分に切り分けた方が食べやすいでしょう。ぜひ野外でお召し上がりください。 |
ダッチオーブンで焼きます。上にも炭を載せましょう。 |
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カボチャに火が通ったら、ナイフで半分に切ります。
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