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都会の人にも想像がつくと思いますが、「寒いねえ」という意味です。話すときは、同意を求めるように「ない」にアクセントをおきます。 |
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これもよく聞く言葉で、「やりたくない」の福島弁です。テンポのある会話の中では、「やっちぐねー」とのばすこともあります。また、もう疲れたという意味で「もうやっちぐね」という使い方もあります。 |
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数字のあとにつけ加えて、「だいたいそれくらい」という意味で使います。「いま出だら6時からまりには着ぐべ」は「いま出発すれば6時前後には着くでしょう」、「あの人、70からまりだ」は「あの人は70歳くらいだよ」という意味です。 |
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大人には見えない「座敷童子」という昔の言葉もあるので、これはわかるでしょう。子どもという意味です。 |
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日常会話でよく出てくる接尾語で、「当然そうでしょう」「○○だよ」という意味です。第1回で取りあげた「んだばい」に近い言葉ですが、相手に同意を求めるというよりも、自信を持って「そうでしょう」と伝えるときに使います。また、「いったでしょ」を意味する「いったべした」のように、「○○でしょ」と軽く同意を求めるときにも用います。 |
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--- 以上を踏まえて、会話してみましょう --- |
「おはようございます。さむない」
「んだない。雪はきしねえと車さ出ねえけど、やっちぐねえな」
「10からまりのわらしがやってたど」
「里子だべえ。うちのばっち(末っ子)だあ」
「そっかー。子どもは元気で決まりだべした!」 |
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