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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 


都路村は中通りの東端に位置しますが、古くから浜通りとの交流があり、言葉にもその影響が出ています。
このコーナーでは、福島県の中・浜通りでよく使われる方言や慣用句を紹介していきます。
【第17回】

「ぐるわ」「くっちゃる」「こわい」「はあ」
 

手でぐるぐる輪を回すような言葉ですが、まわりという意味です。お城の用語に堀や石垣、自然の断崖や河川で守られた部分を「くるわ」と呼ぶので、広い範囲で使われている言葉かもしれません。また、地方によっては小集落をぐるわと呼ぶところもあるようです。
   

これは地元でよく耳にしますが、くれてやるを略した言葉。つまり、モノなどをあげるという意味です。字で書くと偉そうな感じですが、あなたにあげるよという軽いニュアンスの言葉としても使われます。
   

恐ろしいではなく、疲れたという意味。北日本でよく使われる言葉ですが、西日本の一部でも使われているようです。漢字で書くと「強い」でしょう。つまり、体が疲れて強ばった状態を指します。
   

センテンスの短い東北ならではの言葉で、もうすぐというような意味です。もうすぐ来るでしょうは「はあ、くっぺえ」と表現します。
   

--- 以上を踏まえて、会話してみましょう ---

 
「忠義さんげの畑のぐるわに、梅の実いっぺえあんだなあ」

「もういんねえ。おめえにくっちゃる」

「いや、膝いだめてから歩ぐとこわくてよ」

「舎弟に採ってもらえばいい。こっちさ寄んだべ」

「野良おわったら、はあ、くっぺえ」

 


やっぱり7月は梅干しだべえ!


 

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