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都路林産開発
〒９６３－４７０１
福島県田村市都路町古道字芹が沢６３－７
ＴＥＬ０２４７－７５－３３３３　
ＦＡＸ０２４７－７５－２８０８

都路村は中通りの東端に位置しますが、古くから浜通りとの交流があり、言葉にもその影響が出ています。
このコーナーでは、福島県の中・浜通りでよく使われる方言や慣用句を紹介していきます。

【第１６回】

「うんと」「方法ねえ」「いきあう」「へでなし」
「ちょっこら」
　

これは都会の人にもわかりやすいと思いますが、多いという意味です。いっぱい食べることを「うんと食べる」といいます。同じ意味の言葉で「いっぺえ」「たんと」「しこたま」という方言もあります。

解決方法がないの略でしょうか。手だてがない、どうしようもない、といった意味です。「方法ねえ」という慣用語で使います。

漢字で書くと行き会うになると思いますが、出会うという意味です。阿武隈山系ではよく使う言葉で、日常会話によく出てきます。

ちょっと下品な言葉ですが、屁でもない話を省略したものでしょう。その下に語るがつくのが普通。本気でケンカするときにも使う言葉ですが、笑い話にも使います。

うんとの反対でちょっとという意味です。形容詞の少しは「ちっと」と表現しますが、こちらは副詞で動詞とともに使います。

--- 以上を踏まえて、会話してみましょう ---

　
「米価は下がる一方だし、百姓家もまんま食い上げだなあ、友夫さん」

「んだなあ。野菜も安いし、方法ねえな。炭でうんと儲かった昔が嘘みでえだ」

「そういえば浜さいったとき、和彦といきあってよお。わげの湧き水『美人の泉』と書いて売ったら、おっかあも美人だから儲かるべって」

「あれが美人かあ（笑）。おかめだべ。へでなし語ってんじゃねえぞ！」

「オラ、見たごとねえからなあ。ちょっこら拝みさいってくっか」

今日は文化祭。ちょっこらおめかししました

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