晩秋の阿武隈山系を彩るモミジ。最後の見ごろを迎えています。
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阿武隈山系では天候が崩れても長引くことは珍しいのですが、今年くらい長雨が続いた秋も記憶にないほど。実はそれだけ気温が高いのです。例年ならもう朝は車のフロントガラスが真っ白になっているはずですが、水滴が付いたまま。紅葉も姿を消しているはずなのに、まだ色づいています。さすがに終盤に近づいていますが、山に赤いものが残っているのです。それがモミジで、カエデの中でとくに紅葉の美しいものをそう呼ぶのだとか。葉が赤くなるのは日光が弱くなると葉のつけねに壁ができて養分が流れなくなるためですが、人間の目には幻想的な風景に映ります。日に日には寒暖差が大きくなってきましたので、もう少し真っ赤な紅葉が楽しめそうです |