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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 


-あははおほほの田舎暮らしを始めるために-

No.42 2004年7月12日

阿武隈山系の通学事情


事故現場は見通しのよい直線道路。林が大惨事を防いだようです

 去る6月9日、大熊町で中学生の野球部員を乗せたバスの転落事故がありました。NHKの全国ニュースで流されたので記憶されている方が多いと思いますが、重傷3名を含む22名が重軽傷を負いました。その現場は、都路村との境の峠からわずか1km弱の登りの直線道路。当日は村内で何台もの救急車が行き交い、負傷者の搬出にヘリコプターも動員され、「どれほど大きな事故なんだ」と一時騒然となりました。この山村でも緊急の場合は、郡山の病院への搬送に中学校のグランドを使ってヘリが離発着できる態勢になっているのです。
運転手の居眠りによる事故でしたが、その後は3名の重傷者も無事退院し、全員が学校に通っているとのこと。私たちもほっと胸をなでおろしているところです。
 通学といえば、小さなお子さんを抱えている方が田舎探しをする場合、小・中学校までどのくらい離れているか気にする人がいます。ならば大きな集落に近い物件はどうかとご提案しても、やっぱりもっと山の中がいいと答えるケースが少なくありません。これも田舎暮らしの理想と現実のギャップなのでしょうが、むしろ学校まで徒歩や自転車で通うという発想が時代遅れなのです。学校への距離の問題だけでなく、現代の車社会で車道の脇を歩くのは交通事故の危険性もあります。また、田舎では自治体だけでなく学校も合併論議の対象になっており、歩いて学校に通う子どもの割合は減る一方です。では、子どもたちはどうやって通学しているのでしょうか。


電線の近くまで降りてきたヘリ。広域の救急医療体制です


今年から運行されたスクールバス。親は大助かりです

 都路村では昨年まで親が朝晩、車で子どもたちの送り迎えをしていました。仕事の合間にやらなければならず、親にとっては大変な負担。しかし、今年から4台のスクールバスが導入され、早朝に車で学校前がごった返す風景はなくなりました。周辺町村ではとっくに運行しており、むしろ都路村が遅すぎたくらいなのです。バスは小・中学生が同乗しますので、先輩・後輩が触れあうことができますし、集団行動の意味を学ぶ機会にもなります。いろんな制約があって一般住民の利用はできないようですが、スクールバスが阿武隈山系の通学事情を大きく変えたことは事実です。
本当の山奥に住む場合は自助努力も必要ですが、通学に関してはそれほど神経を使わなくてもいい時代になったようです。(Y)

次回は「ボーリング工事のプロセス(前編)」というお話
 

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