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-あははおほほの田舎暮らしを始めるために-
No.40
2004年3月22日
当社の視察・メディア対応について
歴史を閉じる都路二中。寂しい限りです
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卒業シーズンです。都路村の中学校はすでに卒業式を終えましたが、今年はいつもと違う感慨があります。古道地区の一中、岩井沢地区の二中と2校ある都路の中学校のうち、まもなく二中が閉校して来年度から新たに都路中学校という形で統合されることが決まっているからです。二中の校舎は昭和34年に建設されたもので、18教室でパンク寸前だった岩井沢小中学校から独立。当時は約230名もの生徒がいました。現在は58名ですから、ほぼ4分の1に減っている計算です。改めて過疎化のすごさを思い知らされます。 |
過疎といえば、当社は一民間企業に過ぎませんが、過疎地で田舎暮らし事業を手がける数少ない事例ということで視察や取材の申し込みがよくあります。行政や公的機関の視察は基本的に応じていますが、都会と田舎の両方に家を持つ二重生活というテーマで来られる方が少なくありません。 |
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過疎地の地元企業としては当然のことながら、二重生活よりも移住または将来の移住に備えてセカンドハウス利用してもらうことを基本に考えています。また、過去に空家対策などを一緒にやった経過から官民一体という表現も使っていますが、行政側には許認可関係の指導や移住希望者に対する当社の紹介などでご協力いただき、当社は移住人口および固定資産税等の増加で地域に貢献する、という意味で相互関係にあります。行政または調査機関の方には、以上の点をご理解いただければと思います。 |
年に2,3回のペースで視察の申し込みもあります
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ここ数年の田舎暮らしブームで、新聞・雑誌やテレビからの取材申し込みも増えています。とくにテレビは昨年から依頼が急増し、月1本くらいのペースになりました。しかし、8割以上はお断りしています。というのも、月10万円以下で暮らしている人を紹介してほしい、電気も電話も使わないような暮らしをしている人を取材したい、農業で大儲けしている移住者はいないか、といった非現実的な企画ばかりなのです。 |
ドキュメンタリーでは昨秋から移住予定者の動きを追っています |
現在の不況と関係しているのかもしれませんが、田舎でも生活費はそれなりにかかりますし、畑の費用もバカになりませんし、農村部の不況も深刻です。田舎の零細企業のくせに生意気だと思われるかもしれませんが、誤った田舎暮らしのイメージを持たれないよう、今後もメディア対応については慎重に判断していくつもりです。なお、現在はドキュメンタリー番組を手がける1社のみ、真面目な報道姿勢を感じて協力しています。オンエアは春か初夏になる見通しですが、正式に決まり次第、このHPでもお知らせする予定です。(Y) |
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次回は「田舎暮らしの排水方法」というお話
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