第7回 滝原春樹さんの愛犬「さくらちゃん」と魚たち |
活発な「さくらちゃん」。よく見ると可愛らしい表情をしています。
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都路町の移住者・滝原さんのお宅には、可愛いワンちゃんがいます。その名も「さくらちゃん」。遊びにきたお孫さんが名付け親とか。そのほかにも熱帯魚やランチュウなど、珍しいペットがいっぱいです。お話を伺っているうちに、土器や植物の話も出てきました。すごくレベルの高い田舎暮らしです。
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●●ずいぶん吠えますけど、人間を警戒しているんですか。
「いや、そうではなくてボーダーコリーという種類だから、もともと牧羊犬なんですね。動きが活発なんです。実は昨日まで孫が遊びにきていたんですけど、夜は布団の中で一緒に寝るほど人なつっこい。急に遊ぶ相手がいなくなったから、いま彼女はショックを受けているんですよ。ガッカリして餌も食べないほど」
●●でも、表情は可愛いですね
「でしょう。毛はフワフワしているけど、シェパードと同じ仲間なんです。小犬の頃から家の中で寝ていたから、いまも夜はケージの中に入れているんですよ。餌は普通のドッグフード。いま3割か4割くらい高くなっちゃったから大変です(笑)」 |
愛犬のベッド。夜はここで眠ります。
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●●旅行のときはどうするんですか。
「移住者仲間の平山さんが預かってくれます。この地域にはほかにも、1日1000円とかで面倒を見てくれる人が2〜3人いるんですよ」
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3種類のテトラ。きれいな熱帯魚です。 |
●●以前にハスキーやシェパードも飼っていたし、本当に犬が好きなんですね。ところで、この熱帯魚は何ていうんですか?
「上が青くて下が赤いのがカージナルテトラ、全体に青いのがブルーテトラ、全体に赤いのがオレンジテトラです。みんな光ってきれいでしょ。餌はドイツのテトラミンが進んでいて、魚の種類別に分けられている。よく光る成分なんかも含まれているんですよ。1日6〜7時間くらい20wの電球をつけるんですけど、あとは消すからコケも生えない。太陽の光が当たらない場所におくのが原則です。電気を消すと、1週間くらい出かけても眠っているから大丈夫です」
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顔の表情が特徴のランチュウ。ちょっと変わった金魚です。
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●●この水槽はランチュウですか。
「4匹います。上手く成長すると、顔が狛犬みたいになるんですよ。金魚の中でも造形美を争う種類なんです。餌は1袋190円だから高くありません」
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都路の山中から出土した土器ややじり。昔から住み易かったのでしょう。 |
滝原家には沢もあります。そこにはクレソンも自生。 |
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●●このペットも奥が深いですね。ところで、この地域は遺跡が出たそうですが、土器ややじりは近くで見つけたんですか。
「そう。これは新潟の方からきたもの。なぜわかるかといえば、原料は黒曜石だし、持ち手のところはコールタールで固めているから」
●●へー、面白い。この地域は植物も豊かですね。
「自生していたクマガイソウを少しずつ増やしました。他にもイチリンソウ、カタクリなんかも咲くんです。山野草は凝り出すと、世界がどんどん広がっていくんですよ」
●●実に楽しい敷地ですね。有り難うございました。
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敷地を案内してくれた滝原さん。移住して約20年です。
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