●●餌は何を食べるんですか。

夫「基本はウサギ専用のペットフード。ホームセンターで売っています。それと毎朝ビスケットを４〜５枚と野菜、もちろん人参は大好きですね。夏は山にどこにでもある葛の葉と蔓を好みますし、冬は干したサツマイモの蔓や白菜も好んで食べます」

●●飼育で注意していることは？

夫「ミミはアナウサギの一種なので、地面を掘るのが得意です。深さ３０cm・長さ３ｍくらいの穴はいつのまにか掘ってしまう。古いコンクリートを固めた地面も掘り返され、いちど脱走しました。また、抱かれるのが嫌なときは足でひっかいたり、鋭い前歯で噛みつきます。抱くときは首根っこをつかみ、後ろ側から抱くようにしてあげるとおとなしくなるんですよ。ちなみに、ウサギのミミには血管が集まっているので、そこはつかまないほうがいいようです」
　

●●ミミは６羽の鶏と同じ部屋にいるんですね。ケンカはしないんですか。

妻「しません。それどころか鶏の餌も一緒に食べるんですよ。地元の人の話では、ウサギのおしっこが鶏にとって消毒になるとか。この小屋は前の持ち主が何かを建てようと、コンクリートだけ打ってあったんですね。それと廃材を利用して、１カ月くらいの突貫工事で作ったんですよ。隣の部屋に１０羽の烏骨鶏がいるんですが、その卵で店に出すカステラを作っています。卵をとる鶏は分けた方がいいと地元の人がいうので、２部屋にしました。鶏もみんな名前があるんです」

●●本当ですか？

妻「ミミと一緒にいるバンタムと沖縄髭地鶏は番長、番子、ブンチャン、フミチャン、ピーチク、お母さん。烏骨鶏はピヨコ、シロ、チロ、クロ、チャッピー、チャー、チャック、クッチャー、吉太郎、権兵衛。もちろん、見分けがつきます。私の手から餌を食べたり、肩にのってきたり、まさにペット感覚ですね」