１８日、常葉町山根の山中に喫茶「陽だまり」がオープンしました。当社のお客さんで、東京から移住してきた坂田登さん・季実子さんご夫妻がオーナー。お二人とも５０代ですが、年金生活にはまだ間があるということで、新しい活動を模索していました。たまたま購入された売家にカウンター付きの別棟が付いており、ご主人の書斎として使うだけではもったいないと判断されたようです。ここには「三国志」など古いマンガの本もたくさん並んでおり、古本の好きな人に喜ばれそう。また、坂田さんも常葉や都路に移住者の友だちがたくさんいるので、田舎暮らしの相談相手にもなってくれるはず。

　ご存じの通り、田舎は住むにはいいところなのですが、問題は仕事です。過疎地では勤め先が限られており、それも公共事業の縮小などで求人が減っているのが現状。その意味では自営業で地域に活力を与えてくれる移住者が増えることは、私たちにとっても大きな喜びです。もちろん、商売となれば甘い世界ではありませんが、ユニークな発想で地道に活動していけば道は開けてくるはずです。「陽だまり」はしばらくは土日・祝日のみの営業で、鎌倉岳や殿上山を望む雄大な風景の中でのんびりできる空間を提供します。坂田家では数種類の鶏を飼っており、小さな畑も始めています。家族連れのお客様にも楽しんでもらえるでしょう。

　季実子さんはケーキ作りが得意とあって、シフォンケーキ、烏骨鶏カステラ、２種類のピザ、手作りパンなど、メニューは盛りだくさん。食事もドライカレーや煮込みハンバーグを用意しています。飲み物は６種類のコーヒー、４種類の紅茶、ココア、ミルク、コーラ。ブレンド、レモンティーが３００円という気軽に入れるお店です。平常営業でアルコールは出しませんが、貸し切りでの宴会やカラオケパーティのご希望があれば相談に乗ってくれるそうです。ぜひ、皆様のご利用をお願い申し上げます。