7月19日から2泊3日のスケジュールで、「田舎暮らし準備校・都路夏期スクール」を開催しました。これは「田舎暮らしの本」(宝島社)の読者を対象に、田舎暮らしのイロハを学んでもらおうという主旨で取り組んだ初めてのイベント。あいにくの雨天にも係わらず、8組16名(うち幼児2名)が主に首都圏、遠くは岐阜県から集まりました。
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移住者の家で体験した不耕起の畑の収穫作業 |

主に男性参加者が活躍した本格的な小屋建設 |
1日目は畑の実習、鶏の解体、鶏鍋などの調理、田舎暮らしライター・山本一典氏の講演、交流タイム、2日目は直売所訪問、チェーンソーの使い方、立木の伐採、薪割り、6畳の小屋建設、バーベキュー、3日目は移住者訪問、草刈り機の使い方という盛りだくさんのメニューで、無事にメニューを消化することができました。
受け入れ側は田舎暮らしの入門編を想定していたのですが、生きた鶏に手をかける作業では女性を中心に「私がやります」と積極的に手をあげ、立木の伐採や小屋の屋根葺きなど危険を伴う作業でもほとんどの男性が参加するなど、非常にレベルの高いイベントになりました。
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また、料理や掃除も全員でやってもらったのですが、集団生活に不慣れな都会人とは思えないほど皆さん協力的でした。私たちも都会の人の新たな一面を見ることができましたし、多大な収穫がありました。いくつか反省点もあったので、その教訓を生かし、いつか第2回目を実現したいと思います。講師やスタッフとしてご協力いただいた移住者の皆様、大工など地元の村おこし関係者に、この場を借りてお礼を申し上げます。 |

カレーライスもみんなで作りました
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【近況報告1】
トップページでもご案内している、阿武隈山系の30組の移住者の暮らしぶりをルポした山本一典氏の著書「さんざん働いてきたから 定年後は夫婦で田舎暮らし」(洋泉社)。99年の発売時には全国紙や週刊誌、専門誌などで取り上げられた名著ですが、残念ながら在庫薄で書店では手に入りにくくなっているようです。山本氏の話では、このまま絶版になる可能性もあるとか。当社では50部ほど確保しており、本体1400円+消費税70円+送料310円=計1780円でお分けしています。都路村の直売所「気まま工房」でも販売していますが、当社が数少ない入手ルートになりましたので、関心のある方はメールなどでお申し込みください。 |
いまなら手に入る「さんざん働いてきたから 定年後は夫婦で田舎暮らし」 |
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【近況報告2】
去る7月5日、都路村内で作業所の上棟式を執り行いました。これは村の大工さんたちが共同で材木を刻む作業ができるように、当社が前々から計画していたもの。地方でも機械加工したプレカットが流通するようになりましたが、それは地元の林業をさらに衰退させ、若い大工さんたちの技術習得の場を失わせることを意味します。農村の雇用の場を守るためにも、こういう施設が必要だと判断しました。都路林産開発は今後とも地元の林業・建築業者とともに、地域活性化に取り組んで参ります。
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作業所の上棟式。天井の高い鉄骨造りです
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