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「ふるさと回帰フェア」の当社のブース。今年も土地購入者の長谷川さんにご協力いただきました(右から2番目)。 |
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去る14日、「ふるさと回帰フェア2006」に参加するため上京しました。この催しは昨年に続いて2回目ですが、当社も民間業者としてイベントを盛り上げるべく、今年も席を並べることにしました。1年ぶりに顔を合わせた業者仲間がたくさんいて、貴重な情報交換の場になりました。行政側のブースでは北海道と福島県の数が圧倒的に多く、都道府県レベルでの力の入れ方に差が出ていることが判明。わが福島県は官民あげて都会人の受け入れを推進していることになり、今後は他県の注目を浴びることになるのかもしれません。東京・大手町のイベントは来年以降も続くようです。
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郡山駅東口の格安駐車場。1泊2日で2000円前後です。
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さて、今回はその東京と関連するテーマです。阿武隈山系は東北の南部だから遠い、というイメージを持っている人がいるようです。しかし、大宮から表玄関の郡山へは新幹線で60分。その事実を知ると、近さを実感する都会人が少なくありません。実際、郡山や新白河からは都心へ新幹線通勤している人も多く、定期代などの条件をクリアーすれば現役時代から田舎を確保することが可能なエリアなのです。また、妻子が田舎へ移住し、夫が週末に帰る「金帰月来」というライフスタイルを実践している人もいます。問題は駅近くの駐車場ですが、新白河の場合は駅から徒歩2分の場所に月6000円の西郷村村営駐車場があります。郡山の場合は阿武隈山系を走る磐越東線の駅に、無料駐車場が少なくありません。
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驚異的なローコストを実現した「東京シティライナー」。ネット予約が可能です。
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もっとも、リタイアした移住者は移動を急ぐ必要はありませんし、現役時代はセカンドハウス利用したいという方も少なくないでしょう。まず後者のほうからですが、都心から阿武隈山系へは車で4〜5時間圏。土曜日の午前中に移動しても、丸一日は田舎暮らしを楽しめます。もっと長く滞在したい人は、金曜日の夜に移動することをお勧めします。阿武隈山系は那須のような観光地ではないので、渋滞に巻き込まれる心配もありません。次に、定住してから都会へ向かう手段ですが、移住者の多くは格安の高速バスを使っています。1時間に1本くらい運行している郡山−東京の高速バスは片道4000円、ほぼ30分に1本の割合で運行しているいわき−東京の高速バスは3350円で、浪江方面へ延びるバスも2便あります。移住者の間で評判になっているのは、さくら観光の「東京シティライナー」。東京−郡山がわずか2000円(原油高騰でしばらくは100円アップ)なのです。トイレは付いていませんが、途中2カ所で休憩があります。このバスでも日帰りは充分に可能で、料金は往復4000円ちょっと。東京はこんなに身近なんです。
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