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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 

当社のテリトリーは福島県東部の田村郡を中心に、双葉・相場・安達の各郡にまたがっています。このコーナーでは有名・無名を問わず、一見の価値がある見どころ ・食べどころを紹介します。

【第20回】鹿島神社のペグマタイト岩脈(郡山市西田町)
 


杉並木を通って境内へ。なかなかいい風景です
 

 郡山市も北東部の西田町あたりは里山と田畑が織りなす農村風景が広がっており、たまに田舎物件の情報も出てくるところ。車の交通量が少なく、静けさに包まれています。そんな西田町の県道脇に、不思議な神社があります。鳥居にすぐ脇に「鹿島大神宮」、さらに右手に「天然記念物 ペグマタイト岩脈」の文字が。漢字とカタカナの取り合わせが妙な感じですし、神社と天然記念物も面白い組み合わせです。鹿島神社は全国あちこちに点在していますが、ルーツは言うまでもなく茨城県の鹿島神宮。その信仰が福島県にも伝わっています。
  ともかく参道を歩いてみましょう。しばらくすると両脇に杉の巨木が出現します。福島県内の神社仏閣ではよく見かけますが、見事さでは中くらいでしょうか。それでも天に向かって伸びる様は威厳があり、ゆっくり階段を上ると気持ちが落ち着いてきます。境内には神社や神楽の舞台なども見えますが、ここの見どころは何といってもペグマタイト岩脈。なんと神社のあちこちに真っ白な岩が露出しているのです。ピカピカ光っているものもあれば、やや薄黒く山にへばりついているようなものもあります。後者は「屏風岩」と呼ばれていますが、まさに異様な光景です。


これがペグマタイト。真っ白な岩石です。


山にへばりついている「屏風岩」。地下にも岩脈があります

  実は、阿武隈山系は日本で有数のペグマタイトの産地。別名「巨晶花崗岩」と呼ばれているように花崗岩質で、石英、長石を主成分とした大きな結晶が集まった岩です。これが阿武隈山系の西側に沿って形成されており、北は福島県の伊達郡から南は石川郡まで140kmも帯状に連なっているというから驚きです。とくに西田町から隣の白沢村にかけては大産出地でしたが、光学レンズや陶磁器など工業用の原料となるため、採掘されつくしてしまいました。面影が残る唯一の場所がここで、現在でもペグマタイトの埋蔵量約1万4000トン。露出している面の延長は約40m、幅14mで、地下10mまでこの岩石があると推定されています。
その希少価値から、昭和28年に国指定の天然記念物となりました。ほとんど人影も見当たらない静かな名所ですが、「祈 明治大学合格」などと記された願掛けの札が下がっている場所もあります。今年はもう間に合わないでしょうけど、来年に受験するお子さんをお持ちの方は、合格祈願を兼ねて訪ねてみてはいかがでしょう。


合格祈願のお札。やっぱり神社です

 


 

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