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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 

当社のテリトリーは福島県東部の田村郡を中心に、双葉・相場・安達の各郡にまたがっています。このコーナーでは有名・無名を問わず、一見の価値がある見どころ ・食べどころを紹介します。

【第4回】 大悲山の大杉と石仏(小高町)


大悲山の大杉。ここで大蛇を退治したという伝説も

「杉沢の大杉」や「三春の滝桜」ほど有名ではありませんが、小高町泉沢にある「大悲山(だいひさん)の大杉」も高さ45m・樹齢1000年という見事な巨木です。石段の脇にドンと腰を落ち着け、枝を伸ばしながらそそり立っています。札には「古くからお百度巡は特に縁結安産 長寿満足に霊験あり」の文字が。こんな有り難い巨木が旧国道のすぐ近くにあったとは驚きです。


大悲山の石仏。大杉とともに1000年の歴史を刻んできました

石段を登りつめると薬師堂が現れ、無人の堂内では自動的に照明がつきます。そこに鎮座しているのが8体の「大悲山の石仏」。東北地方で最大・最古の石仏、日本三大磨崖仏の1つです。岩山をくりぬき、薬師堂石仏、観音堂石仏、阿弥陀堂石仏が彫られています。いずれも平安時代のものと推定されており、乱世の現代に何かを語りかけてくるような包容力と温もりを感じます。古い石仏なので保存状態はいまいちですが、薬師寺石仏は朱色が残っているので、もともとは色鮮やかな仏様だったと思われます。相馬の人たちは石仏を拝みながら、この地で仏教文化を育んできたのでしょう。昭和5年には国指定史跡にもなっていますが、歴史の重みを感じさせる素晴らしい史跡です。すぐ近くに平安荘という旅館があるので、泊まりがけで訪ねてはいかがでしょう。

 

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