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【今回の料理】タケノコとジャガイモの煮物・・・・タケノコを丸ごと食べるような食感です。
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阿武隈山系ではいま、孟宗竹の収穫期を迎えています。まだ地面から完全に姿を現していない若い竹のことですが、竹は成長が早く、タケノコとしておいしく食べられる時期はわずか。そのため漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」からきているそうです。まさに旬の食材といえるでしょう。料理するときは灰汁抜きが必要です。米ぬかと一緒に加熱すれば、えぐみがなくなります。太陽に当たったものほど灰汁が強いので、できれば地面が盛り上がっているときに掘るの
がベスト。新鮮なものであれば、灰汁抜きせずに直接焼く、高温の油で揚げるといった調理法も可能です。そろそろ保存しておいたジャガイモが、残りわずかになってきました。今回はその2種類の野菜を使った煮物を紹介しますが、ジャガイモの芽は毒があるので、きれいに取り除いてください。
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【今回の素材】タケノコ・・・・あまり地上に出ていないものを使いましょう。 |
■タケノコとジャガイモの煮物(4人前)
茹でたタケノコ1本、ジャガイモ(メークインか男爵)小5個、挽き肉100g、ショウガ1カケ、だし汁2カップ、サラダ油大さじ1、砂糖・みりん大さじ2、醤油大さじ3
■作り方
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茹でたタケノコは縦4つ割りにし、幅1cmくらいにぶつ切りにする。 |
A |
ジャガイモは皮をむいて芽をえぐり取り、半分に切る。 |
B |
鍋にサラダ油を熱し、ジャガイモを炒める。千切りにしたショウガ、挽き肉を加えて炒め合わせる。 |
C |
だし汁を加え、灰汁を取りながら煮る。そこにタケノコ、砂糖とみりんを入れ、フタをして10分くらい煮る。さらに醤油を加え、ジャガイモが柔らかくなったらフタを取って煮つめればできあがり。 |
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ジャガイモの芽は毒なので、きれいに取ることを忘れずに。 |
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