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阿武隈山系の人たちがよく口にする素材とメニュー、その調理法を紹介するコーナーです。郷土色豊かな料理とともに、都会の人が調理しやすいメニューも取り上げていきます。 |
【第29回】シイタケ煮 |
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【今回の料理】シイタケ煮・・・そのままでもおいしく食べられますが、ソバや炊き込みご飯の具としても使えます。
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阿武隈山系ではいま、春のシイタケの収穫が真っ盛り。栽培法は簡単。ナラやクヌギの原木を90cmくらいにカットし、樹皮にドリルで穴を開けていきます。穴の数は直径の2.5倍が目安。直径が10cmなら25個くらいです。そこに種駒を金槌で打ち込んでいきます。あとは太陽が当たらない山林などに運びます。原木を井形に組んだり、地面に並べる方法もあります。適度な湿り気が必要なため、たまに水をかけてやるくらいで、手間はほとんどかかりません。菌の種類にもよりますが、通常は2年目から春と秋に収穫できます。原木の寿命は通年だと3年、春秋だと5年。たまにそれ以上収穫できるものもあります。阿武隈山系では原木栽培を楽しんでいる移住者が多いので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。今回はシンプルなシイタケのレシピをご紹介します。
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【今回の素材】シイタケ・・・春の雨上がりにたくさん収穫できます。 |
■シイタケ煮(4人前)
生シイタケ8〜10枚、水3カップ、砂糖大さじ3,しょうゆ大さじ2
■作り方
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シイタケはそれぞれ石づきを取り、半分に切る。 |
A |
鍋に水と砂糖大さじ1.5を入れ、@を煮る。 |
B |
15分ほどしたら、さらに砂糖大さじ1.5を加えて10分ほど煮る。 |
C |
しょうゆを加え、汁がなくなるまで煮たらできあがり。 |
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シイタケの植菌作業。家族で楽しくできる作業です。
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