| |
阿武隈山系の人たちがよく口にする素材とメニュー、その調理法を紹介するコーナーです。郷土色豊かな料理とともに、都会の人が調理しやすいメニューも取り上げていきます。 |
【第28回】アオバタの煮豆 |
|
【今回の料理】アオバタの煮豆・・・・タンパク質がたっぷりで癖になる美味しさです。
|
阿武隈山系の人たちがよく口にしている大豆にアオバタがあります。正式には青大豆ですが、グリーン色の豆で、都会では「浸し豆」といった名称でも売られています。白い大豆よりも甘みがあり、ちょっと青臭さも感じられます。これを味噌や納豆の原料に使うのです。最初はちょっと違和感を覚える人もいるようですが、その独特の味わいが癖になります。味噌はアオバタ、と決めている移住者もいるくらいです。大豆のもう1つのいいところは、冬の貴重なタンパク源になること。秋に収穫すれば、半年くらいは充分に食べられます。いろんな料理に使えますが、今回はいちばんシンプルな煮豆をご紹介します。塩茹でするだけですが、冬の枝豆はやみつきになります。アオバタは地元の商店や直売所でも売っているので、ぜひお試しください。
|
【今回の素材】アオバタ豆・・・・水に一晩浸けてから調理します。 |
■アオバタの煮豆(4人前)
アオバタ豆250g、塩小さじ1+大さじ1、水6カップ
■作り方
@ |
アオバタ豆をボウルに入れ、水に一晩浸けておく。 |
A |
お湯を沸かし、沸騰したら小さじ1の塩を入れる。そこに水を捨てた@を加える。 |
B |
30分くらい弱火でコトコト煮る。お好みの硬さになったら、火を止める。 |
C |
すぐ食べるときはザルに移し、大さじ1の塩を振る。少し時間をおくときは、火を止めた鍋の中に大さじ1の塩を入れ、そのまま冷ませばできあがり。 |
|
大豆の脱穀風景。手作りだと味わいもひとしおです。
|
|
|
|
|