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阿武隈山系の人たちがよく口にする素材とメニュー、その調理法を紹介するコーナーです。郷土色豊かな料理とともに、都会の人が調理しやすいメニューも取り上げていきます。 |
【第25回】青ジソの太巻き |
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【今回の料理】青ジソの太巻き・・・・暑い夏にピッタリの1品です。
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夏は食欲が落ちるので、さっぱりしたものがほしくなります。梅や酢を使った料理はその一例ですが、和風ハーブの大葉、つまり青ジソも人気があります。いちばん手軽なのは、冷や奴や刺身の妻、ソーメンの薬味として添える方法でしょう。イワシや鶏肉に巻き込み、衣を付けて揚げる料理もポピュラーです。スーバーでいつでも手に入りますが、畑の隅に少し植えておけば食べきれないほど収穫できます。せっかくの田舎暮らしですから、都会みたいにケチケチせず、たっぷりとぜいたくに使いたいもの。その香りを楽しむのが今回の1品です。味つけは一升漬けにしました。これは阿武隈山系で受け継がれている郷土食で、シソの実、しょう油、麹を一升ずつと刻んだトウガラシを合わせて漬け込み、熟成させたものです。手に入らないときは梅干しをほぐして入れる手もあります。味つけはお好みなので、ご自分で工夫してみてください。
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【今回の素材】青ジソ・・・・畑で育った青ジソをたっぷりと使います。 |
■青ジソの太巻き(2人前)
きゅうり1/2本、ノリ2枚、寿司飯3カップ、青ジソ14枚(お好みで)、鶏ささみ100g、一升漬け大さじ3、白ゴマ適量
■作り方
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皿の上に鶏ささみを載せ、日本酒を振りかけてラップする。それをレンジで3分ほど温め、途中で裏返して3分ほど酒蒸しする。肉が冷めたら手でさく。 |
A |
@の上に一升漬けをかけ、よくかき混ぜておく。 |
B |
キュウリは千切りにしておく。 |
C |
ノリの上に白ゴマを混ぜた寿司飯を載せ、洗った青ジソをきれいに敷き詰める。 |
D |
さらにAとBを載せ、具を押さえながらノリを巻いていく。 |
E |
一口大に切り分けたらできあがり。 |
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シソの実で作る一升漬け。阿武隈山系の郷土食です。
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