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【今回の料理】若竹煮・・・・山と海の幸を使う6月らしい一品です。
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6月はタケノコの美味しい季節です。阿武隈山系ではアクの少ない淡竹(はちく)が収穫できますが、太い孟宗竹もあちこちで見かけます。こちらはあく抜きが必要ですが、米ぬかを加えて茹でると、えぐみがなくなります。生のタケノコは田舎の直売所でも手に入るので、ぜひ旬の味覚を堪能したいもの。今回はそのタケノコを使って、若竹煮を作ってみましょう。若竹とは収穫したタケノコと新ワカメを合わせたもの。山の幸と海の幸を一緒にいただくメニューです。木の芽(山椒の若葉)を添えるのもポイントで、両手で叩くと香りがよくなります。食べる直前に載せるといい香りがして、酒の肴にもピッタリです。なお、ワカメは煮すぎるとトロトロになってしまうので、注意が必要です。
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【今回の素材】タケノコ・・・・収穫にもコツが。地元の人に聞きましょう。 |
■若竹煮(4人前)
タケノコ1本(600g前後)、米ぬか(なければ米のとぎ汁)1カップ、赤トウガラシ1本、ワカメ(戻して)100g、だし汁3カップ、しょうゆ・酒大さじ2、みりん大さじ1、木の芽適量
■作り方
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鍋にたっぷりの水とタケノコを入れる。米ぬかと赤トウガラシを加え、落としぶたをして煮る。 |
A |
1時間くらいして串が入るようになったら火を止める。そのまま冷やし、皮をむいてから新しい水につける。 |
B |
タケノコの先端から5cmくらいを切り落とし、縦4〜6つ割りにする。根元は約1cmの輪切りにし、半月型に切る。 |
C |
ワカメは水につけて戻し、水気を絞って食べやすく切る。 |
D |
鍋にだし汁、みりん、酒、砂糖、しょうゆ、塩を合わせ、たけのこを入れて強火にかける。煮立ったら弱火にし20分ほど煮る。 |
E |
ワカメを加え、一煮立ちさせて火から下ろす。 |
F |
器に盛り、木の芽を添える。 |
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あく抜きには米ぬかを使用。コイン精米機などで手に入ります。
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