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【今回の料理】アオバタ入りひじき煮・・・・アオバタが入ることで味に変化が出ます。
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ひじきの産地は長崎、三重、千葉などが有名で、太平洋から瀬戸内海、九州沿岸の西日本でおもに収穫されています。国産は100%天然物ですが、韓国や中国から入ってくるものは養殖が多いようです。東北以北では三陸が有名ですが、量が少なくあまり市場に出回っていません。では、福島はどうでしょう。県内には57カ所の藻場があり、岩礁が発達した南部の海岸沿いに集中しています。いずれも小規模なものですが、黒潮と親潮が入り混じることからワカメやひじきなどの海草が穫れます。市場などで生ひじきが手に入ったときは、ぜひそれを使いたいものです。ここでは阿武隈山系で手に入りやすいアオバタ大豆(青大豆)を使ったひじき煮をご紹介しましょう。 |
【今回の素材】ひじき・・・・左が生、右が乾燥。生の方が軟らかな食感になります |
■アオバタ入りひじき煮
ひじき(生で200g、乾燥で30gくらい)、油揚げ1枚、ニンジン1/4本、アオバタ大豆1/2、サラダ油適量、だし汁3/2カップ、調味料(しょう油大さじ3、酒大さじ2、砂糖大さじ1.5)
■作り方
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アオバタ豆は一晩、水に浸しておく。 |
A |
生ひじきは軽く水洗いする。乾燥ひじきの場合はザルで軽く洗ってからたっぷりの水で1時間ほどかけて戻す。 |
B |
アオバタを鍋に入れ、ひたひたのお湯で煮る。 |
C |
ニンジンは皮をむき、油揚げとともに細切りにする。 |
D |
鍋にサラダ油を熱し、Aのひじきを入れて弱火で炒める。さらにニンジン、油揚げ、アオバタを入れ、だし汁を加える。 |
E |
一煮立ちしたら調味料を入れ、弱火で汁気がなくなるまでゆっくり煮含める |
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福島県の藻場は県南にいわき市周辺に多く存在しています
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