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阿武隈山系の人たちがよく口にする素材とメニュー、その調理法を紹介するコーナーです。郷土色豊かな料理とともに、都会の人が調理しやすいメニューも取り上げていきます。 |
【第20回】インゲンの生ニンニク和え |
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【今回の料理】インゲンの生ニンニク和え・・・生ニンニクをインゲンに和えます |
インゲンをいちばん多く収穫している県、実は福島です。理由はわかりませんが、確かに福島の農家はインゲンをよく食べます。江戸時代に中国の帰化僧・隠元禅師が伝えたというインゲンは、サヤごと食用にするサヤインゲン、煮豆などの原料にする完熟したインゲンマメに分けられます。
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【今回の素材】インゲン・・・まさに夏の食材です
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阿武隈山系ではインゲンを総じて「ささげ」と呼びます。植物分類のささげ属とも少し違うようです。食べ方は茹でてマヨネーズ、おひたし、味噌汁の具、天ぷらの材料などがありますが、今回は生ニンニクと和える独特のメニューをご紹介します。この地方ではニンニクを栽培している農家が多く、収穫後は軒下に下げて保存します。鰹の刺身や油炒めなど、必要なときにいつでもたっぷりと生ニンニクを使うのです。素朴な料理ですが、インパクトは抜群。
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■インゲンの生ニンニク和えの材料(2人分)
・インゲン100g(インゲンはモロッコでも可)
・生ニンニク1片、醤油
■作り方
@沸騰したお湯に塩を入れ、インゲンを茹でる。色が鮮やかに変わったら、冷水に移してさまし、ザルにあげる。
A生ニンニクを擦る。そこに醤油をさっとたらして混ぜる。
B@をボウルに移し、Aを和える。 |
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阿武隈山系では生のニンニクを大量に食べます |
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