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阿武隈山系の人たちがよく口にする素材とメニュー、その調理法を紹介するコーナーです。郷土色豊かな料理とともに、都会の人が調理しやすいメニューも取り上げていきます。
【第15回】春のニラ入り餃子 |
【今回の料理】春のニラ入り餃子・・・パリッと焼き上げ、酢醤油などでいただきます
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春の訪れが遅かった阿武隈山系も、畑では若干の野菜が育ってきました。ニラもその1つで、青々と天に伸びています。炒め物によく使われますが、今回はニラを使った2種類の餃子をご紹介しましょう。
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【今回の素材】ニラ・・・もう収穫できます。
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■餃子の皮の作り方(30個分)
@強力粉1+1/2カップと薄力粉1+1/2カップをボウルに入れる。
Aそこに熱湯1カップを注ぎ、箸でさっとかき混ぜる。
B耳たぶの硬さになるまで手でこねる。湯は少し残して加減をみる。
Cボウルに戻し、ぬれぶきんをかけて1時間ほどおく。この間に具を作るといい。
D休ませたら2つに分け、直径3cmほどの棒状に伸ばす。1本を15個くらいに分割する。
E強力粉で打ち粉をふった板の上で、直径8〜10cmくらいにめん棒で丸く伸ばす。まわりは薄く、中央を厚くするのがコツ。 |
■餃子の具の材料と作り方
豚の挽肉300g、ニラ・ハクサイまたはキャベツ適量、ネギ1/3本、干しシイタケ、おろししょうが1かけ分、塩小さじ1、調味料(酒小さじ2、醤油大さじ1/2、塩小さじ1/3、コショウ少々、ゴマ油小さじ1、オイスターソース小さじ1、スープ<お湯で溶く市販の鶏ガラスープで可>大さじ1)
@ハクサイまたはキャベツをみじん切りにし、塩小さじ1を振りかける。しばらくおいて水が出たら、ふきんに包んで絞る。
Aボウルに@、挽肉、みじん切りしたニラとネギ、おろししょうがを入れ、調味料を加えながらよく練り混ぜる。
B餃子の皮にAを大さじ1弱を目安に載せ、半分に折ってひだを取りながら包む。皮は打ちたてなので、水で止める必要はない。 |
餃子の皮は、強力粉と薄力粉と熱湯を混ぜて練ったものを伸ばします
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■焼き餃子の作り方
@フライパンを熱してサラダ油を大さじ1入れ、餃子を並べる。フライパンは樹脂加工だときれいに焼ける。
A下側にこんがりと焼き色が付いたら、水をカップ1を注ぎ、すぐ蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
Bピチピチと音がしたら蓋を取り、縁からゴマ油を大さじ1入れて、カリッと焼き上げる。
Cお好みで酢醤油+ラー油などにつけて食べる。 |
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■水餃子の作り方
@鍋にたっぷりのお湯を沸かす。
A@に餃子を入れる。手作りの皮は厚めなので、しっかりと火を通す。餃子が完全に浮き上がったら、お玉などですくい上げる。
Bポン酢、ラー油を入れた酢醤油、カラシ醤油、ニンニク醤油などにつけて食べる。
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本場・中国では水餃子の方が主流。ポン酢などをかけると美味です
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