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阿武隈山系の人たちがよく口にする素材とメニュー、その調理法を紹介するコーナーです。郷土色豊かな料理とともに、都会の人が調理しやすいメニューも取り上げていきます。
【第3回】ミニトマトの甘酢漬け |
【今回の料理】ミニトマトの甘酢漬け
・・・保存が利き、汁を薄めるとドリンクにもなります。
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初めて家庭菜園をやる人にお勧めなのがミニトマト。大きなトマトは疫病や害虫にやられやすく、無農薬で作るのは難しいのですが、この品種は初心者にも作りやすいからです。ミニトマトは南アメリカ原産のナス科の作物で、夏の代表的な野菜。種子の直播きなら4月、苗の定植なら5月が目安ですが、連作がきかないので過去数年はナス科の植物を栽培していない場所を選ぶ必要があります。また、今年は冷夏のせいもありますが、ハウス栽培なら今の時期でも収穫できます。サラダや
ドリンクなど何かと重宝するミニトマトですが、悩みは鈴なりに実を付けるため一定期間に収穫が集中すること。せっかく成ったのに腐らせてしまうケースが少なくありません。そんなときにお試しいただきたいのが、「ミニトマトの甘酢漬け」。1週間以上保存できるので、収穫物が無駄になりません。甘みがあるので、トマトの酸味が苦手な人でも美味しくいただけます。 |
■材料(以下は約20個分の目安。収穫に合わせて増減してください)
ミニトマト約20個/砂糖大さじ3杯くらい(お好みで調節)/酢コップ1杯 |
■調理法
@ミニトマトは熟したものを選び、へたを取って水洗いする
Aざるに移し、よく水を切っておく
Bタッパーなどミニトマトが平らに並べられる容器を用意し、水切りしたミニトマトを並べる
C上から砂糖を均等に振りかける
Dミニトマトが隠れるくらいひたひたに酢を注ぐ。目安は底から3〜4cmくらい。
E冷蔵庫に保存し、たまにかき混ぜる。半日くらいで食べられるようになる。 |
【今回の素材】ミニトマト・・・家庭菜園にぴったりの野菜です |
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【副産物−甘酢ドリンク/ドレッシング/塩漬け】
ミニトマトを食べて残った汁は、甘酢にミニトマトの風味が添加したもの。これを2倍前後の水(お好みで調節)で薄めて氷を加えると、甘酢ジュースの出来上がり。また、ゴマ油とラー油(七味トウガラシでも可)を加えるとドレッシングになり、大根の葉や白菜を茹でたものなどに振りかけると
美味しいです。青くて堅いミニトマトは、塩をふって重石をすると美味しい塩漬けになります。
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