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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 


都路村は中通りの東端に位置しますが、古くから浜通りとの交流があり、言葉にもその影響が出ています。このコーナーでは、福島県の中・浜通りでよく使われる方言や慣用句を紹介していきます。

【第2回】

〜方」「舎弟」「ザザンポ」

 この地方では○○方(かた)という単語がよく出てきます。「親方」は標準語ですが、もともとは職人や弟子の親代わりをする人という意味で、単なる経営者より重い責任を負っています。女の人は共同作業で調理をする場面が多くなりますが、その仕事は「切り方」と表現します。また、○○方には時間というニュアンスもあります。「お晩方」はこんばんは、「飲み方」は酒宴、「拝み方」は宗教行事への参加、といった具合。


 親類の呼び方も独特です。兄や先輩に対しては「あんにゃ」、母は「おっか」妻は「かかあ」、花嫁は「よめさま」、祖父は「ぢっち」、祖母は「ばっぱ」と言います。移住者でも聞けばだいたい想像できるようですが、「しゃてい」は首を傾げる人もいます。他人に対して自分の弟のことを言う場合に使います。


 都会の人にはさっぱりわからない言葉もあります。「ザザンポ」もその1つでしょう。実は葬式のことで、野辺送りのときに鳴らすシンバルみたいな仏具・鉦(かね)の音から付けられたもの。実際には「ジャラーーンプ」と聞こえますが、他の地方でも葬式を「ジャンポン」「ジャランポン」と呼ぶところもあるようです。「ダミ」という言葉も使いますが、もともとはダミが出る=出棺から来た言葉です。葬式に関する方言では、「キカセ」「ろくしゃく」というのもあります。前者は葬儀の日取りを聞かせて参列をお願いする役目、後者は墓地まで棺桶を運ぶ役目です。


 以上を踏まえて、会話してみましょう。

「おばんかたでーす。米持ってきたから、食いんせえ」
「あら、良子さん。いつも移住者の私たちによくしていただいて本当に助かります。ところで、今日、誰かお客さん来てたみたいですね」
「あれはオラのしゃていだあ。隣のぢっちが亡くなって、おどてー(一昨日)までザザンポの手伝いだってよー」
「そういうとき女の人は何をすれば良いんですか」
「切り方だあ。みんなで野菜切り。おふかし(おこわ)作る人だけは朝3時起きだけど、身内の人はやってはダメなの。そのうち回ってくっから、楽しみに待ってろ(笑)」


切り方が終わったら賄い方(まかないかた=調理して出す)だあ
 


 

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